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『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!

猫は朝霧に燃ゆを読んでみた!

オコ
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このブログではインフルエンサーノベリスト橋本利一と
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橋本の頭の中に住んでいるオコジョ。

物語の語り部として生計を立てている。

橋本利一
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『自分に影響力を与える物語を自分で書く、影響力は伝播するからきっとあなたにも届くはず』をキャッチフレーズとして
日々発信を行っているよ。

橋本利一
インフルエンサーノベリストを名乗る小説家。
小説家になるために色々な発信をしている。

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今日は橋本がやっている有料サービス。
『小説を読みに行く』のご依頼がありましたので、感想と講評やアドバイスを述べて行こうと思います!
橋本利一
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『小説を読みに行く』は小説が読まれない、感想が書かれない、評価されないといった、小説投稿サイトや新人賞に応募している物書きたちに向けて、僕が読者としてコミットするというサービスになるよ。
サービスの内容は下記の通り、たまにTwitterで無料で読んで感想を書くっていう企画をやっているから、興味があれば僕の呟きを追いかけてほしい。
インフルエンサーノベリストの商品とサービスインフルエンサーノベリストの商品とサービスの販売 購入の際の注意点サービスのご予約状況について...
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お金を払って読んで貰うなんて逆じゃないかと思う人がいるかもしれませんが、橋本の読書の時間は限られていますし、どうせ読むなら面白いものが読みたいと常々思っていました。
作者に対価を支払ってもらうことで、作者が創作に賭ける情熱を推し量ることができる。
寄せられた物語はどれも品質の高いものばかりです。
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橋本利一
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小説を読みに行くを利用して下さった方々から新人賞受賞者が出て欲しいと僕は願っている。
それだけの力量があるし、書籍化と遜色ない実力を感じる人もいるんだ。
だから、利用後のサポートも継続的に行っていくことにした。
オコ
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これは双方にメリットがある戦略です。
書籍化したら、作者と読者の関係になって本を買い続けるだろうし、共にプロになれば強力な仲間になります。
今の小説家同士の輪は希薄です。
互いに商売敵ですから、手の内は明かさないという構造になっているんでしょうが、橋本はむしろどんどん手の内を明かしていくべきだと考えています。
橋本利一
橋本利一
対立すべきは作家同士ではなく、出版社だと思う。
彼らが印税の90%を持って行くわけだからね。
同等のパワーバランスを取れるかというと疑問だよ。
横の繋がりを強化しておけば、他の出版社からもその人経由で依頼が入る可能性もある。
生き残るために、団結するのが強いというのは歴史が証明しているからね。
オコ
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さてさて、前語りはこの辺にして本編に入っていきましょうか。

猫は朝霧に燃ゆを読んでみた!
「真辺 陽太氏のご紹介」



橋本利一
橋本利一
こちらが今回小説を読みに行くのご依頼を頂きました真辺陽太氏です。
オコ
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Twitterは下記リンクから確認できます!

 

橋本利一
橋本利一
三浦しをん先生が推しのようです。
残念ながら、橋本は未読。しかし、良い機会なのでポチりました。
オコ
オコ
新しい本との出会いがあるのもこういう仕事をやっている醍醐味ですね。
橋本利一
橋本利一
この世界を変えに行くというフレーズがいいね。
オコ
オコ
正直、小説で世界なんて変わるわけないと思っている人が大半かもしれませんが、小説が変える世界というのあなたの内面の世界のことです。
例えば、大人気漫画である『鬼滅の刃』は人々の心の世界をがっちりと変えて、経済活動を促し、世界を変えたと言えるでしょう。
あれは漫画ですが、小説でも同じ現象は起きます。
橋本利一
橋本利一
その物語が好きだという心に作り替えられるんだよね。
そこから得られる学びもあるだろうし、物語は共通の話題になりやすいから、人々を惹き付け合う作用もある。
それがきっかけで結婚する人だって現れるだろう。
十分に世界は変えうることができる。
オコ
オコ
世界を全て変えるのは難しい。
でも、小説を書くことによって自分という世界は大きく変わりますからね。
真辺さんもそのことに気づいたからこそ、小説を書いて、橋本に依頼をくれたのだと思います。
橋本利一
橋本利一
今回からより詳細な感想と講評を行うために、下記の項目に着目した文章を書いていこうと思うよ。
  • ストーリー
  • キャラクター
  • 設定
  • オリジナリティー
  • 文章力

 

オコ
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これらは電撃小説大賞において選評として利用されている項目になります。
作品の面白さがこれだけで全て計れるとは思いませんが、一つの大きな指標として採用することにしました。
橋本利一
橋本利一
真辺陽太氏からご依頼頂いたのは『猫は朝霧に燃ゆ』という作品だよ。
真辺氏のブログにて掲載しているので、僕の感想を読む前に読了しておいてほしい。

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
ストーリーについて



 物語の舞台となる曲島の美しい海辺の景色と幼い頃に交わした約束という思い出を胸に秘めながら、美しく成長したヒロインハルに会いに行くために北海道から南下する主人公ナツの青春が色鮮やかなコントラストになって眼前に広がるような素晴らしいストーリーテイリングである。真辺氏にとって、本著が初めての長編小説ということを伺ったのだが、初心者らしくない言葉の選び方に驚きを隠すことができなかった。橋本も初めての長編小説を小説家になろうに掲載した経験を持つが、あの作品よりも本作の方が抜きん出てその才能を感じ取ることができる。素人の物書きがストーリーは進行させていくと、ストーリーラインが乱れることが多いのだが、本作は全く乱れというものを感じさせることがなかった。きちっとプロットを作っていて、それ故にブレというものが少ないし、何よりも、これを書きたいんだという信念が筆と読者の視線を最後まで運ぶことに成功している。見よう見真似で何かに影響されたから小説を書くのではなく、書きたいものが自分の中に湧いて現れたからそれを言葉にしたという表現がぴったりとくるのではないだろうか。印象的なエピソードを幾つか取り上げておくと、序盤の和三盆の話は味が利いていて良かった。あそこがこの物語の最初のフックになる。主人公やヒロインを登場させ、島猫亭という舞台を整え、それらがどう動くかを読者に判断してもらうためには、うってつけだと思う。主人公の絶対に探し出してやるんだという思いと行動は、ヒロインのハルにも好意的に映っただろうし、読者自身も主人公を定義づけるきっかけになる。曲島の童謡も本作の重要なテーマ、変わらないものと変わり続けるものの変わらないものの代表として、ストーリーのあちらこちらに登場する。自分でお作りになったのかは分からないが、こういう物語の細工もストーリーラインを活気づける原動力になる。別な項目でも重複して登場するが、変化を恐れ、不変であり続けようという人間の習性を変えるのはなかなかに難しい。不変であることも本作で示された芸術のような美徳がある反面、成長を阻害させるのではないかと橋本は考えている。本著はストーリーの変遷を経て、ナツとハルが成長し、じわじわと変わっていく過程に焦点を絞って、展開していく。このことは、読者自身にも変わらないかと訴えかけているメッセージ性が存分に織り込まれているだろう。
ここまで、良い点ばかりに触れてきたが、世の中に完璧な作品など存在しないという橋本の考え方から、改稿や次回作に向けてのアドバイスとして幾つかの指摘や提案を書かせてもらおうと思う。まず、連載という形式で書かれてきた関係上、どうしてもストーリーに切れ目が存在している。明確に番号を振って章立てしているので、その切れ目がどうしても目立ってしまうのだ。物語をどこで切るか、次のシーンに移り変わるかを決定するのは作者の仕事だが、本著は作者の都合で切られているように感じられた。ストーリーの切れ目というのは読者が呼吸をするポイントだと思う。物語の世界から現実世界へと戻してやり、自分と物語の登場人物を比較して色々と思考を巡らせたり、日常を思い出させることによって、やっぱり物語の世界はいいなと思わせるねらいがあると勝手に思っている。本作の場合は大きな4章立ての構成の中に小さな章が幾つか入り込んでいるが、その感覚をもう少し広げてみてもいいのではないだろうか。毎日決まった文章を丁寧に積み上げた感じがするので、そこはもう少し読者に寄り添った構成に物語を作り替える必要があると思う。
本作は非常に文学性の高い作品だとは思うが、エンターテイメントを目指すのあれば、もう少し事件が欲しいと思う。アキという人物が高校生YouTuberであり、彼の動画が問題になるという事件はあるが、個人的にはナツとハルの間に大きな事件を持ってくるとより、エンターテイメントとして仕上がるのではないかと思う。主人公とヒロインの過去には大きな事件はあったが、現在進行形で動く事件を何か考え出せるといい。それがアキのYouTubeや玲子の歌唱力に繋がっていくといったエピソードが書ければ物語の完成度は更に上がると思う。変化と不変にフォーカスしていれば、自然と過去にどんな事件があったかという考えに行き着いてしまうが、主人公たちが生きている今に事件を起こし、変化と不変に大きな揺さぶりをかけることが出来ればなと個人的な感想として思った。

・ストーリーの切れ目を意識、読者が呼吸するタイミングを見計らう。
・事件を起こす、日常は上手く書けているので、読者の視線を引く大きなものを。

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
キャラクターについて



 キャラクター造形は非常に精密な人間模様を描き出している。ナツとハルの関係性は少年少女が憧れるボーイミーツガールの典型例と言えよう。ライトノベルや若い読者を相手にするのならば、この相関性を崩してはならないと思う。男女の営みがあるからこそ、人間たちの物語は紡がれて、現代へと繋がっているのである。主人公のナツはこのアルバイトをきっかけとして自分の進路を決めて大人になっていったのだし、ハルも大きな変化を受け入れることができた。共に前へ進めたというのが、キーポイントになっている。周囲を固めるキャラクターもまとまっている。かつて、歌手を志し、夢破れたライターである玲子はナツにとって、大人の象徴のように描かれている。大人というのは少年少女たちの憧れであり、いずれなるべき姿であるのだが、そこに夢を破れた大人を配したのはなかなか。反対に夢を追いかけ続けるアキという同級生の姿も玲子と対照的に映る。この年頃にありがちな子どもっぽさはあるものの、彼の動画に出てくるイノベーションというのはまさにこういう子どもが大人になるからこそ、生まれたものなのではないかと思う。彼が動画を消し始めたシーンではついぞ、現実というものに目を向けて、子どもの頃に積み上げたおもちゃの宝の山を打ち砕いていくようにも感じることができたのだが、イノベーションという重要な動画を消すことなく、踏みとどまったのが彼らしい。玲子の夢であった歌手が壊れてしまったものなのならば、アキが動画を消していくシーンはまさに夢を壊していく最中のように映った。大人というものは現実を見据え、社会に埋没していくのではなく、子どもの頃に思い描いた夢をそのまま引き摺り続け、叶えようと走る姿が人々の心を動かす本当の大人なのではないかと思った。きっと、著者の真辺氏もそういう想いがあったからこそ、筆を執り、小説を書き始めたのではないだろうか。話に聞くと、毎日早起きして小説の執筆に当たっているらしい。きっと、橋本よりも少ない時間の中で文字を書き連ねているのだろう。何時だって、何歳だって、どんなに忙しくとも、筆を握り続ける。その姿が強烈な光となって、作家性を浮かび上がらせ、人々の心は動く。多分、これからそういう時代になっていくと思う。
キャラクター造形にアドバイスを送るとするならば、この物語の方向性に触れねばならない。エンターテイメントに舵を切るのならば、キャラクター性は少し薄いと言わざる得ない。ライトノベルやライト文芸といったジャンルでは、個性的なキャラクターこそ正義であるという風潮が強いためだ。橋本はこの物語にはこのくらいの造形感がぴったりだと思うのだが、純文学的志向も強く、エンターテイメント性も併せ持っているため、どっち付かずなイメージが拭えない。ジャンルを明確に定めることは、読者の線引きをしっかりすることだと思う。特に、新人賞を狙う場合は売れる売れない云々よりも、杓子定規でポイントを見られる場合が多いので、書く前の読者想定をしっかりとして、ピンポイントで物語を練った方が良い。この物語は比較的に若い読者を対象としているが、数としてはエンターテイメント性に物語の本質を見いだすことが圧倒的に多いので、注意が必要だ。しかしながら、物書きはどうしても作者本意になりがちなので、処女作でこれだけ書ければたいしたもの。胸を張っていいと思う。

・エンターテイメントを志すなら、もう少しキャラクター像を濃く描く。

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
設定について



 恐らく、きちんと筋道を立てたプロットを考えて作品を作ったのだろう。橋本はプロットなしで行き当たりばったり感な物語の作り方をしてしまうので、どうしても細かい部分にムラが出てしまうのだが、本作はどんな読者に届けたいのか、どのようなメッセージを込めたいのか、きちんと設定が作られている作品だと感じた。設定というのは物語の骨格の部分だと思う。設定がしっかりとしていない物語は、色々なものがブレてしまう。設定はプロットで大部分はカバーできるのだが、執筆している作者自身が物語の本質をしっかりと理解している必要もある。真辺氏はこの物語を誰よりも理解し、キャラクターやストーリーライン隅々まで神経を張り巡らせている。作者が物語をしっかりと理解していることは設定する上でもっとも重要な要素だ。橋本が作品に対してどんな質問をしたところでも、きちんとした的確な返答が返ってくるに違いない。本作は映像化を意識した作品とあって、非常に美しい情景描写が文章に織り込まれている。そこに漂う、ナツやハルの青々しい青春の心理描写が相まって、伝わることに成功している。作者の思うとおりに上手くいくというのは心技体がしっかりと一致していないと作品に昇華されない。きっと、真辺氏はこの作品が処女作ではあるが、心の中で物語を書き続けてきたのではないだろうか。多忙に呑まれる日常と、書けないという技量不足の中でも、しっかりと頭の中に物語を描くことができれば、これが初めての作品であっても面白いと太鼓判を押せる出来映えになる。そういう背景も見えてくれば、今、書けずに悩んでいる物書きや日常が忙しくて執筆から遠ざかっている物書きにもきっと刺さると思う。そういう物書きに向けた設定も万全に出来ているのが本作の大きな魅力の一つだと思う。
物語の設定において、一つ言及しておくと、後半部分に出てくる、視点が急に早くなったり遅くなったりしながら、主人公の過去を語る場面があるのだが、あそこがちょっと惜しいと思った。発想としては悪くないのだが、少しばかり物語全体から浮き上がっているように見える。回想シーンを書くのはとても難しい。まず、主人公に大きな興味を持ってもらわなければならないし、その主人公を掘り下げて興味を維持し続けるのはもっと難しい。個人的にはここは順序立てて、普通に書いても良かったかもしれない。どうしても、過去となると時間軸やら主人公の想いを読者に伝えるのが大変になるのだが、ギミック自体は非常に面白いと思うのでもっと別な場所で活かしてみるのも手ではないかと思う。
大きな設定としては違和感なく書けている意欲作だと思う。この設定の緻密さは他の作品においてもきっと役立つことと思うので、是非ともこれからも磨きをかけていってもらいたいものだ。

・回想は順序立てて、でも面白いギミックなので、他の場所で使えるか検討する!

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
オリジナリティについて



 本作が個性的でオリジナリティ溢れるものかというと、その判断は大きく分かれるだろう。オリジナリティというのは小説を書く上で最も扱いにくい素材だと思う。橋本自身の作品はどちらかというとオリジナリティが強い、強すぎる故に、新人賞の選評で読者に受け入れられるのかと指摘されたこともあるくらいで、その辺りがライトノベルに不向きだと個人的には思っている。本作はオリジナリティが強い部分とそうではない、普遍的な部分を併せ持つ作品である。典型的なボーイミーツガールは読者が最も求めている普遍的な部分であり、曲島の芸術を主体とした独特な造形はオリジナリティ溢れるといっても過言ではない。ここで問題になってくる部分は、作者である真辺氏が今後どのような作品を書いていきたいか、ということであろう。映像を意識した綺麗な描写からも分かるとおり、真辺氏は読者のことを考えることができる物書きであるのは間違いない、だからこそ、読者の求める普遍的な描写がすんなりと出てくるのだろう。そして、真辺氏は恐らくオリジナリティも追求してみたいと思っているはずだ。あり得ない話を現実にあり得そうな話にまとめリアリティを持って書くことは純文学にも求められており、そこには自分の目ではどういう風に映るだろうかというオリジナリティが要求される。そういう道も作家として歩んでみたいという野望があるのではないかと推測する。そう分析をした上で、改めて本作を読み返してみると、もう少しオリジナリティを追求したほうが良かったかもしれない。特に主人公はもう少し人間として掘り下げることができたのではないかと思う。YouTuberのアキと比較をしてしまうと、何か物足りなさを感じてしまうのは橋本だけだろうか。主人公は普遍的だからこそ、奇妙な物語は上手く回転していく。その論理からいくと、この物語は奇抜さよりも人間ドラマで魅せるタイプの作風であるために、もう少し主人公に味を出してみても良かったのではないだろうか。変わるもの、変わらないものをテーマにしているためか、変わらないものにスポットが当たると、動きが鈍くなる。ヒロインであるハルは変わらないものの象徴として最初は登場するので、主人公はもっとダイナミックにオリジナリティを発揮して動かしてみるともっと作品が輝くように思える。まあ、こういう主人公の立ち位置は実際に書いてみてみないと分からないものなので、プロットの段階で設定するのは難しいことなのだが、小説は幸いなことにいくらでも書き直すことができるので、微調整をしてみたり、次回以降の作品で活かしてみるといいのかもしれない。

・主人公の人物像をオリジナリティの観点から掘り下げよう

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
文章力について



 文章力については申し分ない水準にあると思う。長編処女作でよくぞここまで文章を巧みに操れるなと感動したし、ちょっとしたコラムやエッセイなら雑誌に載せてもおかしくないほど、しっかりとした文章が書けている。橋本は文章を書くのが下手なほうなのだが、誰よりも文章を書いて、アウトプットすることによって、己の文章技術を磨いてきた。真辺氏はどのような訓練をしてきたのかは、分からないが、恐らく毎日こつこつと書きためているのではないだろうか。この感想を書いている現在も、ブログやTwitterなどをこまめに発信をしており、その文章もなかなか書ける人だなという印象を与える出来映えになっている。小説家と言えばとにかく書いて、編集者に見せるだけというスタイルで、出版前は読者が限定されていたのだろうが、インターネットやSNSが普及した現代においては発信を繰り返し、それにどのくらいの反応があったかで、自分の文章というのを客観視できるようになった。橋本もインフルエンサーノベリストを名乗り、多くの人に物語を書いて読もうと発信するようになって、随分と文章に対する心構えが変わってきたように思える。真辺氏もブログやTwitterにおいて、顕著な活動をしているので、日々、文章が磨かれていったのではないだろうか。文章力においては、特に描写が鋭いと感じている。リアリティは細部に宿ると信じている橋本にとって、真辺氏の描写は過不足なく、人が世界を見るのと同じくらいの情報量が詰まっている。また、カメラの配置も抜群である。小説を書く人にありがちなのは、作者の都合がいい場所にカメラを移動させることが多く、読者が場面についていくのがしんどいというのがあるのだが、真辺氏の作品にはそういう違和感がまるで感じられなかった。会話と文章の比率も良い塩梅で読者を飽きさせることがない。会話も自然な営みの中から生まれてきたような作りをしており、十分にキャラクターの魅力を発揮することに成功している。
文章力の観点からアドバイスを贈るとすれば、少しばかり一文が長いかもしれない。橋本もこの感想を読んで貰えば分かると思うが、ぎっしりと書くのが好きなタイプである。しかし、その文章の長さも対象とする読者によって使い分けることができるようになれば、より文章に磨きがかかると思う。この作品はどちらかというと若い人に書かれているものであるが、今の出版業界のセオリーとしては読みやすさ重視と短い文章でテンポ良く進んでいくものが好まれる傾向にある。多少枚数は多くなってしまうが、もう少し改行をいれて、文章を短くしてみることをおすすめする。そうすると、文章に動きが出てくるので、読者側からすると、もっと読みやすい作品になると思う。

・改行の活用、1文を短くして文章に動きを出そう!

『猫は朝霧に燃ゆ』を読んでみた!
まとめ



橋本利一
橋本利一
めっちゃ書いてしまった。
書きすぎて真辺さんに怒られてしまうかも。
オコ
オコ
橋本の素直な気持ちが表れたいい文章だと思いますよ。
それに、紙媒体では文章を削れと言われますが、インターネットにおいては幾ら書いても構わないのが大きなポイントです。
橋本利一
橋本利一
僕の小説を読みに行くのサービスは高単価、高サービスなビジネスモデルを目指しているんだ。
金額で勝負してしまえば、大手出版社に負けてしまうので、高価格に設定して少数のお客様にサービスを提供する。
オコ
オコ
ここまで熱心に小説の感想を書いてくれる新人賞の選評は他にはありません。
橋本利一
橋本利一
新人賞の選評ってかなり短いじゃん。
謎の評価システムでさ、自分の作品がどのくらい評価されたのか、直すべきポイントがどこかって分かりにくいと思うんだよね。
オコ
オコ
橋本は小説を書いた作者と向き合うことによって、その人を徹底的に評価し、足りている部分と足りない部分をしっかりと洗い出して文章化しています。
橋本利一
橋本利一
もちろん、僕の意見も的外れなことはたくさんあるだろうさ。
でも、ご依頼頂いた方の期待を超えるような感想を常に心がけている。
理解できないところはDMで質問してもらってもいいし、対案を提示してもいい、それで大きく羽ばたいて成果を出してくれるのなら、橋本に払った以上のリターンも見込めるはず。
オコ
オコ
小説家同士ってどうしてもライバルになりやすいですが、協力して読者を増やせば、めぐり巡ってその読者が自分のところまでやってくる可能性だってあるわけです。
橋本利一
橋本利一
その大きな輪の中心部に橋本がいれば、小説の印税よりも多額の収入を確保できると思うんだ。
多分、今の業界にはない新しい小説家像だと思う。
オコ
オコ
橋本の取り組みが出版社に取り上げられることはないでしょう。
しかし、継続してさえいればやがて、大きな力になります。
小説家になろうも、最初は出版社なんて相手にしてくれませんでしたが、今は頭を下げて作品を自社レーベルに入れています。
橋本利一
橋本利一
あなたの作品ももちろん、読みに行きますよ。
物語は面白い、面白くないで決まるようなそんな単純な世界ではありません。
色々な要素が複雑に絡み合っている。
それらを一緒に解き明かしてみませんか?
インフルエンサーノベリストの商品とサービスインフルエンサーノベリストの商品とサービスの販売 購入の際の注意点サービスのご予約状況について...
オコ
オコ
詳細は上記リンクから承っております。
読んだ文字数に応じて料金が決まる仕組みですので、まずは短編からでも構いません。
橋本利一
橋本利一
ご依頼お待ちしております!