この子供、卑し系
ちょっとした茶番
橋本利一
インフルエンサーノベリストを名乗る小説家。
カクヨム作品を初めて読んだ。
( ^-^)_旦””
インフルエンサーノベリストの初めてのお仕事ですからね。
オコ
橋本の頭の中に住んでいるオコジョ。
小説投稿サイトもいいものだなと思った。
ちょっと、びっくりだよ。
見えない需要を掘り出せたのかなあ。
書くことはもちろんですが、小説投稿サイトに読み行って、感想なども付けています。
○○新人賞受賞。
フォロワー200人ですとか、話にならないよ。
受賞作が傑作で、めっちゃ売れれば必要ないけど、多くの人は凡人だからね。
人との繋がりは重要視するべきだと思う。
新人賞を受賞したら、フォロワーに本を買うように訴求することができます。
これって、とても重要なことなんだよね。
僕も、公開してないけど、手帳にびっしりとやるべきことを書いている。
時間は何もしなくても過ぎていくじゃん?
惚けていたら、すぐに老人になって死んでいく。
普通の人が何も成し遂げられないのは、やるべきことを明確に理解していないからだと思うんだよね。
ラノベ作家という夢を成し遂げるために、今日やるべきことをきちんと言葉にして発信しています。
美味しそうなものも食べているし、サクッと食べ物のAmazonリンクを貼れば収益化できそう。
あなたも熊ノ翁さんのTwitterをフォローして、物書きの輪に入りませんか?
橋本利一の感想
熊ノ翁、彼は本当に人間なのか?
実り豊かな森で物語を食らう熊なのではないのか?
魑魅魍魎と広がるTwitterの混沌には、たくさんの住人が住んでいる。私が出会ったのは物語を食う熊だ。熊にTwitterのアカウントが作れるわけないだろう。そう言われてしまうかもしれないが、世の中には人知の及ぶところではない奇跡が存在するのである。
熊ノ翁が書いた『ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~』は、森の主である熊だからこそ書けた物語の他ならない。
私は小説投稿サイトを侮っていた。なぜなら、未完の作品も世の中に公開することができるからだ。物語は完成させてこそ、価値があると思う。故に私は小説投稿サイトの作品を投稿することなく、人知れず物語を書き続けてきた。
しかし、『ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~』に出会って、私の価値観は大いに覆された。物語は完成していなくても、人の心を動かし、感動させることができる。偉大なる漫画『ワンピース』もまだ完成していないではないか。
『ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~』を知らない諸君に、私が概要をお話しよう。
世は現代文明が滅びてしまった未来。孤児であるピイは滅び去った現代文明遺跡で願いを叶える魔法のランプを見つける。しかし、そのランプから出てきた妖精はピイのトンデモナイ願いを叶えてしまう。トンデモナイ願いのせいで、賭場に転がるダイスのように運命を翻弄されることになったピイ。その未来に明日はあるのか!!
この物語の売りは魅力的なキャラクターだ。物書き初心者に、魅力的なキャラクターってどういう風に書くんですかと訊ねられるが、私は『ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~』を読んで勉強しろ。ピイは魅力的だろうと答える。なぜなら、熊ノ翁はまだプロの物書きではない。編集の手が入っていないにも関わらず、独学でキャラクターを動かしているのだから、物書き初心者は背筋を正して、キャラクターのイロハを盗み取るべきである。熊ノ翁のキャラクターが魅力的なのは、テンポが良い会話文にあると思う。実際に口にしてみると、違和感がないことに気づくだろう。彼らは生きた言葉を喋っているのだ。この芸当を素人がやっているのは、驚嘆するべき事実である。
小道具の使い方も、実に優れている。ファンタジー愛好者の心を擽るような言葉が随所に配置されているのだ。私は、市場で野菜を売るシーンが好きだ。経済ファンタジーの王道、『狼と香辛料』のような駆け引きが、私の心を踊らせる。おまけに、ファンタジーにありがちな創作野菜ではなく、現実にあるものを登場させていることに好感を覚える。何でもかんでも創作すればいいというものではない。読者は非日常を求めているものの、住んでいるのは現実であるため、リアリティというものも要求するのだ。読者は我が儘であるが、それに応えるのが物書きとしての仕事だと言えるだろう。
『ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~』は未完だ。熊ノ翁によれば、森で採れた物語をたっぷりと摂取して、更に磨きのかかった物語に仕上げてくれるとのこと。目指すは来年のファミ通文庫大賞を考えているらしい。KADOKAWA系列だし、上手い具合に行けば、受賞に届きうるレベルになると思う。今後の物語の展開に期待したい。
いつもの橋本じゃない……。
応募原稿1枚分くらいの分量の感想を良く書けますね。
そのくらい面白かったし、才能あるなって思った。
ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~の評価
・ストーリー:A
・キャラクター:A+
・設定:A
・オリジナリティ:B+
・文章力:A+
予備選考通過や受賞の保証はできません。
世の中に完璧で完全な物語は存在しないから、辛めの採点にしてみた。
オリジナリティがB+なのはどうしてでしょうか?
既視感がある箇所がいくつかあったから、そこで読者の思惑を裏切るように物語を展開できれば、尚よしかな。
欲張るなら全てで、読者の思惑を裏切れると物書きとしては理想かな。
良いところ、改善点
良いところ
・キャラクターが生き生きとして魅力的。
・文章に迫力があり、描写力に優れている。
・会話が絶妙であり、違和感がない。
・日本語がきちんと使えている。
・ライトノベルとしての完成度が高い。
改善点
・序盤から風呂敷を広げすぎている、クリスチーヌ視点との振れ幅が大きく、物語を理解するのが遅延。
・カクヨム連載形式のためか、章ごとに出だしを凝りすぎている。書籍化したときに物語の流れの分断になるかもしれない。
・クリスチーヌとピイのキャラクターが強すぎて、他のキャラクターが薄れてしまう。まあ、これは今後の物語の展開次第。
・早く続きを更新して(個人的な要望)
良い編集さんが付けば、間違いなく書籍化できるレベルだから、僕の意見は無視しても充分受賞まで届くと思う。
今までに二人、この作品で受賞するよと言って、本当に受賞しました。
インフルエンサーノベリストとして太鼓判を押すよ。
まとめ
今の僕にできる最大限の力を出し尽くしたよ。
是非とも、読んでみて、橋本の感想や評価と比べてみると面白いかもしれません。
ハートフルデイズ~猫と子供と核爆弾~はそういう物語になると思う。
あなたの作品を読んで、本記事のような感想を添えて、大々的に宣伝をします。
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