小説を読みに行く

精霊と共に地に満ちよ、竜と共に空を駆けよ――そして〝知識〟は人へと宿る――

小説を読みに行く!

ちょっとした茶番

オコ
オコ
南無ぅ( ̄人 ̄)ちーん ナンマイダー。ナンマイダー Ω\ζ゚)チーンッ… (-∧-)合掌・・・

オコ
橋本の頭の中に住んでいるオコジョ。

2か月ぶりに起動した

橋本利一
橋本利一
何やってんのさ。

橋本利一
インフルエンサーノベリストを名乗る小説家。
と言っても、今は空っぽの肉の器

オコ
オコ
いや、橋本が死んだので供養をしているんです。
橋本利一
橋本利一
勝手に殺すな!
オコ
オコ
[壁]* ̄ー)r鹵~プシュー巛巛巛д≦ノ)ノ ヒェー!!
橋本利一
橋本利一
まあ、でも、前の不安に燃え盛った橋本は死んだかもしれない。
オコ
オコ
狂気に満ちてましたからね。
何か変わったんですか?
橋本利一
橋本利一
全てが変わったよ。
僕は一瞬を強迫的に生きていたんだ。
絶対に無駄にしたくない、一度しかない人生をきちんと生きたいって思ってた。
でも、気づいたんだ。
そもそも、力が入っていることさえ無駄なんじゃないかって。
良い人生を生きるために、今は我慢しなきゃいけないと思っていた。
でも、いつまで我慢すればいいのか分からなかったんだよ。
何かわからないものに時間をかけることが果たして良い人生と言えるのか。
疑問に思ったんだ。
オコ
オコ
すごい変化だと思いますよ。
橋本みたいに毎日妄想が見えて、毎日下痢で、頭痛や吐き気や不眠でぐるぐる。
猛烈に生きるのがしんどい状態から這い上がるのは並大抵なことではありませんよ。
心療内科の先生もびっくりしていました。
橋本利一
橋本利一
僕が僕じゃなかったら、死んでたと思う。
実際に自殺しちゃう人もいるでしょ。
死んじゃダメなんてみんな言うけど、自分に追い詰められたことないんだろうなあ。
他人からのパワハラとかで自殺しちゃう人がいるくらいだもん、自分からのパワハラなんて理解できないでしょ。
オコ
オコ
死んじゃダメ、相談に乗るよ、もっと頑張れは禁句ですね。
基本的に、自分は自分しか救えない。
自分や他人に支配されている人の耳には都合の良い言葉しか届きませんからね。
橋本利一
橋本利一
僕の場合は色々勉強をしてきたのが良かったんだと思う。
昔は勉強ができない頭が悪い学生だったけど、たくさん勉強をして、知識を身に着けたら、他人の言葉には怯えなくなった。
自分を脅かすような暴言を吐いたり、暴力を振るったりする人は総じて頭が悪いんだよ。
そういう人々を上回れば、他人に支配されることはなくなる。
オコ
オコ
橋本の場合自己支配からの脱却が大変でしたね。
自分が成長すればするほど、支配する自分も賢くなりますから。
橋本利一
橋本利一
『空』の修業は本当に効果があったと思う。
頭の中で自分を支配していたものを消す。
妄想とやらなければならないことをやめる。
自分の中のルールとやらを少しずつ忘れるようにする。
『空』を目指すと、お腹も減らないし、脳みその動きが止まる。
これは本当に凄い発見だった。
オコ
オコ
特段、お寺で修業をしたわけではありません。
何も考えないことに意識を向けただけです。
橋本利一
橋本利一
インプットとアウトプットばかりをしろと言われるけど、『空』の修業も今の時代には必要かも。スマホやゲームでみんなずーっとインプットしているからなあ。
オコ
オコ
正直、ちょっとくらい『空』になったところで、日常生活になんら問題はありません。
現代人はゆる~いスマホにインプットによって疲れ切った上に、無理やり仕事でアウトプットを強いられていますから。
そりゃあ、能力は向上しません。
『空』になっていても、相手は気づきませんし、そういう概念さえも理解できないでしょう。

小説を読んでみた感想




橋本利一
橋本利一
7月くらいにTwitterで依頼されていた小説を読みに行くをついに読了したよ!
オコ
オコ
読了するまで半年近くかかってしまい、依頼主のごんのすけさんにはご迷惑をおかけしました。
橋本利一
橋本利一
鬱病で死んじゃう瀬戸際を右往左往していたんで、生きて読了して本当に良かったと思う!!
オコ
オコ
橋本の読書は控えめに言って、遅すぎなので、要リニューアルですねえ。
橋本利一
橋本利一
だよねえ

精霊と共に地に満ちよ、竜と共に空を駆けよ――そして〝知識〟は人へと宿る――




オコ
オコ
じゃあ、感想を述べていきましょうか!

精霊と共に地に満ちよ、竜と共に空を駆けよ――そして〝知識〟は人へと宿る――

ごんのすけさんのTwitter

 ごんのすけ。飄々としたその名前からは想像もできないほど、色濃く、深いファンタジーを織り成す奇術師の名前だ。橋本は小説投稿サイトを侮っている。硬派な新人賞の送り手として、マネタイズの可能性が限りなく低い方法で、世間に発表するのは如何なものだろうか。そんな考えは最早、老害なのかもしれない。本作はなろう系とは一線を画するファンタジー小説である。とりあえず、異世界転生しておけばいいでしょうという、甘っちょろい覚悟で書かれてない。己の人生を賭けた物語をごんのすけ氏は文章化しているのである。薬剤師を夢見る精霊魔術師と竜騎士を目指す騎士見習いが、王室魔道士の手を逃れつつ、六神竜の祠を巡る大冒険。一言で言い表すのなら、これが物語の概要だ。設定からして、橋本は幼少期に乱読したハリー・ポッターを主とした児童文学ファンタジーを思い出した。今では似ても似つかぬものを書いているが、ごんのすけ氏の本作には確かに本格ファンタジーの香りが宿っている。
 本作の最も推薦すべき点としては、その豊富なアイディアにあると言えよう。橋本は竜を一つだすだけで精一杯なのだが、ごんのすけ氏は数多の竜を登場させる。よほど、竜が好きなのであろう。そのギミックはここで紹介してしまっては惜しいので、本文を読み進めてみると良いだろう。アイディアは小道具にも仕込まれている。鱗を吐くなんていうのはなかなか美味しい描写ではないか、おばけ草という透明な葉っぱも、想像力を掻き立てる小道具として有効に作用している。
 文章力もなかなかの水準にあると思う。最近のウェブ小説サイトの文章は腑抜けたものが多いとTwitterのタイムラインで話題になるが、ごんのすけ氏はしっかりと書けている部類に入るだろう。特に色合いにはこだわりを持っているようで、日常では馴染みのない色の言葉が登場して、検索して、なるほどこんな色をしているのかと思わせることも多くあった。色々な色を知識として知れるのはなかなかに楽しいのである。

 さて、感想というのは褒めてばかりではいかんと橋本は思う。もっとこうした方が良いと思うよとアドバイスを送ることで、作者が成長するのであれば、多少なりとも余計なお節介は必要だと思う。
 まず、これは小説投稿サイト全般に言える問題だが、物語に終わりがないということだ。新人賞に応募をしていると、当然に〆切があり、枚数制限が存在する。現在上限が撤廃されている新人賞はほとんど存在しない。なぜなら、書籍の枚数が膨らむと、本の単価があがる。長い物語は読者が挫折してしまう可能性も非常に高い。本作は20万字以上の物語が続いているが、現在更新されているところまで読んでも、終わりが見えない。ごんのすけ氏に直接尋ねたわけではないが、どうやらまだ第一章という位置づけらしい。神話とあるので、長大な物語であることは間違いないのだろうが、書籍化ということを考えると、やはり、どこかで一度幕を閉じることも考えてみるべきだと思う。終わりを匂わせるからこそ、読者は続きが読みたくなるものではないか。これだけアイディアが豊富なのだ。もっと、濃縮して言葉を刈り取り、仕上げることが出来ればハリー・ポッターの隣に並んでいてもおかしくないと思うのだ。
 次に、これはちょっと致命的なのだが、人称のブレが非常に大きい。基本的にはルカに三人称的一人称で物語が進んでいくのが、途中で一人称が挿入されたり、脇役の視点になったりとかなりブレてしまう。これはごんのすけ氏のカメラワークの問題だと思う。映画を撮影する場合、監督はカメラを置く位置を非常に気にする。本作の場合は読者の視線より、作者がここを自分で書きたいという意識が強い文章になっている。例を出そう。

 花畑に見送られた一行が急ぎ聖都の北門の近くてまでたどり着いた頃には、太陽は徐々に傾きつつあった。
 ここに至るまで、街道は静かなものだった。
 王室魔道士は襲撃どころか姿すら見せず、それどころか普段であれば行き来している馬車も無かった。
 それがどうにも、ルカの不安を煽る。
 ――エルフの森は大丈夫なんだろうか。
 彼らが王室魔道士を引き留めてくれているのではないだろうか。
 彼らは無事なのだろうか。
 不安を顔に出すまいとしても、心が繋がっている精霊にだけは全てが筒抜け。自分の頬を撫で擦るフォンテーヌに、ルカは曖昧な笑みを返してから、近づいてくる北門を見つめた。
 ――きっと大丈夫。何かあれば、風がフィオナさんに伝えるはずだ。
 そのフィオナは、緊張した面持ちではあるがそれを除けば普段通りの表情を浮かべている。
 ルカは『大丈夫』と心なかで呟いて、それから、もう一つの不安案件に目を向けた。
 ――ケネスのこの表情は、何が原因なんだろう。
 ルカの隣に立つ幼馴染は、曇った表情でアルヴァの背中を見つめている。

 上記は最近更新されたばかりの文章なのだが、神様視点、ルカの一人称、ルカの三人称的一人称という風に、三つの視点が入り乱れている。神様はルカを見たり、フィオナを見たりとブレているし、途中でルカの一人称が混じったりするので、読者は混乱するのではないだろうか。海外ファンタジーの多くが神様視点を採用していることが多いが、ごんのすけ氏としては登場人物の心情をもっと描写したいという思いが強く、今のような文体になってしまったのだろう。
 しかし、落ち込むことはない。視点がブレないように文章を書くというのは相当に難しいスキルなのである。なろう小説の大半の視点はブレブレなのだ。この物語においては、ルカの視点だけに絞ってみることをおすすめする。神様視点は案外書くのが難しく、読者が感情移入しにくいし、一人称では全体の動きが見づらくなるだろう。

 ごんのすけ氏へのアドバイスとしては、このまま続きを書き続けるよりも、一度、再構成したほうがいいのではないかと思う。推測ではあるが、筆が重くなっているのはあるまいか? 更新速度が最初期に比べても落ちているのは、作者自身が見えない終わりにもがいているように映った。終わりを意識する練習として、新人賞の投稿をおすすめする。ライトノベルでもいいが、橋本は児童文学への投稿をおすすめしたい。講談社児童文学新人賞を取って、青い鳥文庫に作品を載せる青写真なんていいのではないだろうか。物語を捨てるわけではない、書籍化をイメージした行動を取ったほうが、作品は更に花開くと橋本は思う。

 ごんのすけ氏のアイディアの源泉は非常に深い。今回はルカを中心に物語が進行していたが、たくさんのキャラクターが登場するので、どんな切り口でも新たな物語として再構成することは可能だろう。短縮し、濃縮する、視点のブレに留意して、改稿してみることをおすすめしよう。無論、橋本の意見は一介の素人物書きの言葉に過ぎない。己の信じる道があり、ダアト戦記を継続するのなら、それもそれでいいだろう。何かの参考になれば幸いである。

オコ
オコ
橋本は小説家としても、文芸評論家としても、ブロガーとしても何でも書いていけそうですよね。
会社辞めてもよさそう。
橋本利一
橋本利一
誰かに労働という形で飼育されるのが嫌だからねえ。
会社員をテキトーにやって、生活費を担保しつつ、個人のブランドを加速させていきたいよなあ。
オコ
オコ
ごんのすけさんの最大の魅力はたくさんのキャラクターを書けること、豊富なアイディアにあると私も思います。
それを伸ばしつつ、今回アドバイスをした箇所を修正すれば、物書きとしての階段をさらに昇ることはできるでしょうね。
橋本利一
橋本利一
なろうとか読んでいても、ここまで詳細に評価や感想を書いている人は見たことないから。有料サービスとしての価値はあるだろうと思っている。
ただ、僕の読書は猛烈に遅いから、読む文字数には制限を付けたほうがいいな。
半年もかかってしまったら、サービスとしては機能してないからね。
オコ
オコ
その辺は要改善ですね。
『小説を読みに行く』に興味がある方は、リニューアルを予定しておりますので、しばらくお待ちください。
橋本利一
橋本利一
ご予約待ちの人も何人かいるからねえ。
まあ、忘れられているかもしれないけど、一応声はかけてみよう。
オコ
オコ
ごんのすけさんへの感想は小説家になろうにも貼り付けておきましょう。良いレビューというのは作品を読みたくなる動機づけになりますからね。
橋本利一
橋本利一
良いところと、改善点を指摘することで、作者のごんのすけさんはもちろん、この記事を読みに来た読者にも、気づきを与えられると思う。
そんなわけで、『小説を読みに行く』納品させて頂きました!
面白かったです! これからの物書きに役立てば幸いです!

精霊と共に地に満ちよ、竜と共に空を駆けよ――そして〝知識〟は人へと宿る――

ごんのすけさんのTwitter

オコ
オコ
YouTubeも近々再開予定です!!